社会人でも取得することが難しい簿記の検定に簿記研究部の生徒が3名合格しました。
★日商簿記検定1級
合格率は全体の10%前後しかなく、かなりの難関資格です。また商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算の4科目それぞれバランスよく正答しなければ合格できません。一般的には専門学校などで勉強をして取得する人が多いです。
合格者 坂本 稀利人(3年・荒木中)
合格した時はあまり実感がありませんでしたが、周りの人たちが喜んでくれるのを見て改めて実感することができました。主に部活で勉強をし、検定前には自宅でもわからないところなどを徹底的に勉強しました。将来は公認会計士の資格を取り、会計士の仕事をしながら簿記の知識をたくさんの人たちに知ってもらいたいと思っています。
・後輩たちへのメッセージ
すぐに結果は出ないかもしれませんが、頑張って続けていけば必ずどこかで成果が出てくると思うので、諦めずに続けて欲しいと思います。
★全経簿記能力検定1級
全国経理教育協会が主催する簿記検定で、「1級 商業簿記・会計学」「1級 原価計算・工業簿記」のどちらにも合格して初めて1級が取得できます。この資格を取得することで税理士の受験資格を得ることができます。
合格者 財津 瞳(3年・江南中)
頑張って勉強してきたことが結果につながって、ものすごく達成感を感じました。一緒に合格した坂本さんをはじめ部活のみんなと切磋琢磨しながら勉強をしてきました。将来は財務コンサルタントになって簿記の知識を活かしていきたいと思っています。
・後輩たちへのメッセージ
長期にわたっての検定勉強になると思うので、勉強と休みのON、OFFの切り替えを上手にしながら、みんなで協力して検定取得に頑張ってほしいと思います。
合格者 坂本 実環(3年・荒木中)
日商簿記検定1級が不合格となり、自信をなくしていましたが、この検定に合格したことで今まで自分がやってきたことが無駄ではなく、しっかり身についていたんだと感じました。将来は会計士になって、いろんな人たちの役に立ちたいと思っています。
・後輩たちへのメッセージ
難しいことでも、毎日コツコツと続けていけば必ず合格できます。イヤになるときがあっても、諦めずに続けていってください。
●簿記研究部顧問 牛島先生からのメッセージ
簿記検定の最高峰である「日商簿記検定1級」と「全経簿記上級」に、この度3名が合格を果たしました。この資格は、公認会計士や税理士といった専門職を目指す人にとっての「登竜門」となる、非常に高度な試験です。
合格した3人は簿記研究部に所属していますが、最初は日商1級・全経上級がどのようなレベルか未知の世界でした。決して一足飛びに合格したわけではなく、以下のステップで着実に知識を積み上げてきたものです。
- 日商3級
- 日商2級
- 全商1級
- 全商会計実務(3種)
- 日商1級&全経上級へ!
膨大な量のテキストや問題集を前に、何度も心が折れそうになったことと思います。それでも諦めずに頑張り抜けたのは、人との出会いのおかげです。他校の生徒や先輩、先生方との交流や、本校の先輩方の頑張りに触れ、「私たちにもやれるかもしれない」と奮起しました。友人やライバルの存在が、何よりも大きな力になったことでしょう。
「簿記がおもしろい、楽しい」と感じているみなさん、ぜひ日商1級&全経上級を目標に頑張ってみませんか?日商2級まででは学べない、金融のしくみや会計情報による意思決定といった、より高度で奥深い知識を習得できます。今回の3人の合格が、みなさんへ「私も合格できるかも」という希望を与えるメッセージになればなによりです。次に続くのは、あなたの挑戦です!


