芸術鑑賞会

1月20日(水)、芸術鑑賞会が行われました。今年度は劇団トマト座による「ひめゆりー美ら海からの伝言ー」という作品を鑑賞しました。コロナ禍により、もともと12月の予定を延期しての開催でしたが、福岡県では再度緊急事態宣言下に入ってしまい中止を含めて検討した結果、劇団の方のご厚意により午前と午後の2回公演をして頂くことにしました。
 劇団の方々の迫力ある素晴らしい演技に引き込まれながら、75年前に起きた出来事を自分のこととして受け止め、平和の大切さや命の尊厳とは何かを改めて考える機会となりました。
 また、午前の部の最後に2年生を代表して杉山斗倭さん(大木中)が「沖縄での修学旅行で平和学習をする予定でしたが、コロナの影響で中止になってしまいました。今日はこの演劇を鑑賞することでそれができて良かったです。今の自分達にいろいろな夢の選択肢があることはすごく幸せなんだということを改めて感じました。」と謝辞を述べ、午後の部の最後には3年生を代表して中野梨華さん(屏水中)が「戦時中の同年代人たちが自由に行動することができなかった思いを知り、自分達が高校生らしく日常生活を送れることや自由に進路選択できることのありがたさを感謝して、過ごしていきたいです。」と感謝の言葉を述べました。劇団の方からは「演劇を通して平和の大切さ、有り難さを伝えていけたらという思いで活動をしています。その思いが皆さんの心に残ってくれるとうれしいです。」というあいさつをいただきました。
 コロナ禍でいろいろな行事が中止となる中、芸術が心の栄養になることを改めて感じた鑑賞会でした。


 

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