第75回(通算125回)卒業証書授与式

3月3日(金)、早春のさわやかな陽気となったこの日、卒業証書授与式が行われました。今回もコロナ感染症予防のため、簡素化された式ではありましたが、保護者の方や先生方の見守る中粛々と行われました。校長先生から「君たちが手にした卒業証書は、久商での3年間に起こったうれしいことや楽しいこと、苦しいことや頑張ったことなどを乗り越えてきた経験を積み重ねたことで得られた価値ある成長の証です。これから社会を支えていく君たちには学び続ける心を持つこと、謙虚な心で相手の気持ちにに寄り添えること、人のために尽くすことを心に留めて生きて欲しい。君たちが久商で出会い、同じ時を共に過ごすことが出来たのは一つの奇跡のように素晴らしいことです。このかけがえのない奇跡の出会いに感謝しつつ、自分や周りの人たちを大切にしてください。」などと祝辞を述べた後、在校生を代表して原口こはるさん(2年・諏訪中)が「先輩方に一番伝えたいのは、感謝の一言です。いつも優しく、時に厳しく接してくれたことは先輩としてあるべき姿を教えてもらいました。久商祭では、先生方と何度も話し合い、構想を練り直し、それを形にしていくひたむきな姿は私たち後輩のあこがれと目標になりました。これから新しい道を歩んで行かれる先輩方にとって、うまくいかないこともあるかと思いますが、久商で3年間いろいろなことに挑戦し、成長し続けてきた力をもってすれば、必ずいい方向に向かっていくと確信しています。久商の卒業生であることに誇りを持ち、自分自身を強く信じて前進していってください。」などと送辞を述べ、卒業生を代表して冨田清榎さん(3年・夜須中)が「人は一人では生きていけないという言葉通り、私たちは多くの人に支えられて久商での3年間を過ごしてきました。まずは、誰よりも近くで支えてくれた家族に感謝します。これから家族と離れて暮らすようになった時、このありがたみと家族との何気ない時間が幸せだったことをより一層実感すると思います。ほんとうにありがとうございました。私たちの学校生活は入学当初よりコロナ感染予防の観点からいろいろな活動が制限され、到底受け入れられない現実ばかりでした。そんな中でも、友達がそばにいて協力しあったり、励まし合ったりしながら一緒に乗り越えることができました。高校生活を共に楽しく過ごすことができたのは、このかけがえのない仲間たちがいてくれたからです。仲間たちに感謝の気持ちを伝えるとともに、次の代へバトンタッチしたいと思います。今日私たちは卒業します。それぞれ違う道へ向かってスタートを切りますが、周りの人に感謝の気持ちを忘れず、これからの人生を歩んでいきたいと思います。」などと答辞を述べました。式の後は教室へもどり、高校生活最後のHRを行いました。一人ひとりに卒業証書が担任の先生から手渡され、友人たちとの別れと新しい門出に一人ひとりが思いを込めてメッセージを述べました。

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